BIG APPLEの後に | BIG APPLEの旅第12話

Boing B787を知っているでしょうか。2011年8月に初フライトを終えた新型の飛行機です。ボーイング社はアメリカの会社でも、この飛行機は”Made in Japan"とよばれるほど日本企業が携わっていて、主なパーツから細かい部品まで、ほとんどは本当に"Made in Japan"です。たびたびトラブルなどで話題になりますが、信頼回復に向けて頑張っています。


そんなB787に乗る機会が訪れました。ニューヨークの旅の帰り道。空港で搭乗時間が来るのを待っていると細長い紙を配っている男の人がいました。僕たちも一つもらい、その紙を見てみるとなんと"B787 Let us know your opinions"と書いてあるではありませんか。窓に駆け寄ると、そこにはLAN航空が所有するたった3機しかないB787の1機が駐機してありました。

搭乗の時間が来て、飛行機に乗ってみると、全く雰囲気が今までの飛行機とは違いました。まず気付くのは天井の高さです。従来の飛行機より20センチほど天井が高いそうです。実際に中に入るとすごく広々と感じました。



この飛行機には天井の高さ以外にもなかなか違うところがあります。例えば天井の照明です。今まで使われていた電球をすべてLED電球に取替え、色や明るさの調節を容易にできるようにしました。例えば、春には緑、夏には青と言うように照明の色を変えることによって飛行機の中の雰囲気を変えています。他にも、窓の明るさを調節できたり、トイレが温水洗浄便座だったりしますが、そこはボーイングのホームページをご覧ください(リンク)。


飛行機に搭乗した時から気付いたのですが、とにかく機内は静かでした。本当に驚いたのは、離陸する時です。今までの飛行機は、出発する時には物凄い轟音を放ちながら離陸します。それが、この飛行機では駐機場に止まっている時より少し大きい位の音量で離陸するのです。離陸も凄く滑らかで、ほとんど揺れは感じられず、着陸する時にも着陸したこと気づかないほど滑らかでした。

この飛行機に乗ると、なぜか日本の新幹線を思い出しました。「これ」という理由は特定できないのですが、おそらく日本企業がたくさん携わっているからでしょう。トラブルなんか克服して活躍してほしいと願うばかりです。