チリで感心すること!

ラテン系というと、陽気で、細かいことはあまり気にしなくて、
行け行けドンドンというイメージがあります。チリもラテンアメリカの
国ではありますが、実際に住んでみると、日本人が考えるいわゆる
ラテン系とはちょっと違うなあと感じることがあります。

こちらに来て感心したのは、チリ人も、日本人と同じく、文句を言わずに
長蛇の列に並ぶことです。昨年の独立記念日に、大きな公園のお祭りに
出かけたところ、門の前に200人以上の列がありました。失礼ながら、
ラテンの国なので、みんな適当に列の間に入って、順番などあって
無きがごとしかと思ったのですが、しばらく見ていると、誰も不満を
言うこともなく、きちんと順番に並んで待っています。ちょっと意外でした

スーパーで買い物をするとき、こちらではレジ袋に詰めてくれる店員がいます。
アルバイトなのか、たいてい若い人で、男性も多いようです。
これも、失礼ながら、ラテンの国なので、イチゴの上に牛乳とか、
バナナの上にペットボトルといった感じで、適当に詰められてしまうかもと、
ヒヤヒヤ見ていたのですが、どこのスーパーでも職場教育がしっかり
しているのか、柔らかくて軽いものは、重いものの上、汁気のある肉や魚は
まとめて、洗剤などは食品とは一緒にしないといった感じで、安心して
お任せできることがわかりました。

イチゴの上に牛乳の図



日本のスーパーのレジでも、レジカゴからレジカゴへ移されるときに、
柔らかいものの上に重いもののを置かれて、苦々しく思ったことが
何度かあるので、チリのレジ袋詰めには本当に感心します。



よく「チリ人はラテン系の中では真面目」とか「チリ人はきちんとしている」
という感想を聞くことがあります。他のラテンの国はよく知りませんが、
確かにそうかもと思います。

             by ケーキ好きcake