キャンプ当日、キャンプへ行くためにカメラなどの準備をしていてふと外を見ると、サンティアゴでは雨なんかほとんど降らないのに曇っていました。あわてて天気予報をチェックしてみると、幸いその時間帯以外は晴天となっていたので、あまり心配もせず家を出て車でキャンプ場へ向かいました。途中時々雨がぽつりぽつりと車の窓に降りかかっていたので、嫌な予感はしていたのですが、無視して走行していると、心配通り、今年、いやこの夏一番の大雨になってしまいました。
車でしばらく待機して、多少雨が小雨になってからキャンプ場へ入りました。雨なので誰もいないだろうとキャンプ場へ入ってみると 、木の下のよい場所には前日から来ている人のテントが張られ、なんとか場所があってもバーベキューコンロがないという具合で、なかなかテントを立てる場所が見つかりません。うろうろ1時間ほどキャンプ場内を歩き回った後、親切な人にバーベキューコンロを共同で使わせてもらえることになりました。テントを立て、ついに焼きおにぎりや肉などを焼く用意ができたのですが、今度は炭になかなか火がつきません。かなりの時間がたった後やっと火をおこせたのですが、もうそのときには3時半を回っていました。ちなみに、コンロを使わせてくれた人たちはかなりの熟練キャンパーで、石を積み重ねてコンロを作り、火起こしの手際も良く、感心しました。テントをたたむ時にも参考にさせてもらいました。
ちょうど昼食兼夕食を食べ終わったころ、(やっぱり)また雨が降り出しました。最初はちょっと降れば止むと思っていたのですが、雨は激しさを増すばかり。あわてて全部持ち物をテントの中に入れ、寝袋を敷き、土曜日は終わってしまいました。
次の日。前日と打って変わって快晴です。朝8時頃に起き、パンを食べ温かい紅茶を飲んだ後、ハイキングへ出発しました(いつもはキャンプ場に着いた日に行くのですが、雨のせいで遅れてしまいました)。今回行ったところは前回と同じ展望台です。前回と同じようにトレッキングコースを歩いて展望台へ着きました。とその時、ふと横を見ると、他の家族が展望台から続いている細い道をさらに進んでいるではありませんか。ということで、その家族について行って、この道を行ってみることにしたのですが、展望台までの道と違い、急な斜面も多く、すぐ下には川が見えます。柵もないので、足を滑らせたら川まで真っ逆さまです。なんとか小さなベンチがあるところまでたどり着き、写真を撮った後、また登って展望台まで戻りました。
そこからまた炭火を起こし、ハンバーガーをを焼いて昼食です。その後の撤収では、お隣の熟練キャンパーの様子を見て学んだことを生かして、テントを拭きながらたたんだらスムーズに終わりました。また一つ、夏休みの思い出が増えたようです。