学校もついに約2ヶ月の長過ぎる夏休みに入りました。子供達それぞれにいろいろやりたいこともあるようで、出来るだけ達成して休みを終えることができるよう頑張ってほしいものです。
夏休みに入る直前の前期最後の総合学習として、小学校5年生で「ろう人形博物館」という行事がありました。子供たちがそれぞれ世界の偉人を一人選んで、その人物についていろいろ調べ、その内容をボードにまとめて発表します。アレキサンダー大王、クリストファー・コロンブス、ライト兄弟などなど、古今東西の有名人から選ぶことができます。"動物好き"は人類で初めて月面に降りたった宇宙飛行士ニール・アームストロング船長を選びました。
年表、偉人から学んだ人生の教訓、あっと驚く事実などボードに載せる内容が決まっているので、ウェブページや伝記の本で情報収集です。とここで、ピンチが…。今年は宇宙飛行士が大人気だったらしく、ニール・アームストロングの伝記は既にすべて貸出中でした。こんな時こそ電子書籍です。英語では子供の本もたくさん電子書籍で販売されているので、すぐに"Who is Neil Armstrong?"という伝記が見つかりました。
発表では宇宙飛行士の衣装も着なければならないということで、友人に教えてもらった仮装屋さんAlo Fiestaに足を運びました。すごい数の品揃えに圧倒されます。子供だけでなく大人も衣装選びに来ていました。無事ヘルメット付きの宇宙飛行士の衣装をレンタルすることができました。
当日学校に見学に行って、仮装の衣装まで必要だった理由がわかりました。教室はろう人形博物館になっていて、各ボードの横に衣装を着たろう人形が立っています。ボードの前には"Push the button to hear my story"と書かれた紙のボタンが置かれていて、押すとろう人形が動きだし、自分の伝記を話してくれます。
立体的な模型がボードに貼り付けられていたり、登山道具が置かれていたり、それぞれに工夫が凝らされていて、子供達の頑張りがよくわかります。自分で読んで、調べて、書いて、話すという過程を通じて、ニール・アームストロングへの親近感も湧いたようで、楽しい学習になりました。