チリは光化学スモッグがひどいです。
光化学スモッグとは、
工場や自動車の排気ガスなどの物質が日光の影響で有害になり、
その物質が空中にとどまってしまいスモッグ状になることを言うそうです。
なぜチリはスモッグがひどいかですが、
僕が考えるに、たぶん、次のことが原因ではないかと思います。
1,チリは盆地
チリは、アンデスなどの山々に囲まれているので、
スモッグが停留しやすい。
2,雨が少ない
スモッグは、雨が降ると流されるが、
チリは、1年に60日しか雨が降らない。
3,車が多い
チリには絶えず車が行き来をしていて、
排気ガスの量が多い。
チリはこのような悪条件が重なっているのです。
もちろん、チリは対策を取っています。
その一つがナンバー規制です。
ナンバー規制とは、政府が発表した数字を基準に、
業務用車を除き、走れる車の数を制限する制度です。
チリの車のナンバープレートは、
例えば、
DG⋆90・12 MR⋆60・50
CHILE CHILE
というふうになっています。
政府が、スモッグがひどい時に2ケタの番号を発表し、
自分の車のナンバーの「・」以下の数字(この場合 12 と 50)が同じ数字だと、
今日は走れないわけです(タクシー、バスなどは除く)。
チリでは、スモッグは大問題です。
しかし、雨が降ってスモッグが流されるとアンデスと広い青空が広がり気持ちがいいので、
早く改善してもらいたいものです。