最先端医療と...

少し前のことになりますが、チリに来てついに病院に
お世話になりました(>_<)。
と言っても、病気ではなく、予防接種です。
日本でさんざん予防接種を受けましたが、
3回目の接種が残っているものが後2本ありました。





こちらが家から歩いて20分くらいのところにある
クリニカ・アレマナです。最先端の医療を受けることができる
近代的な大病院です。一度ここに来たことがある"パソコン好き"が
「英語が通じる」と言うので、信じて行ったところ、
今回はスペイン語の人しかいなくて大苦戦!
これまでの英文の予防接種記録さえ見せればなんとかなるだろうと
思っていましたが、チリと日本では受ける回数やワクチンが
違うらしく、いろいろ聞かれたり説明されたりで、
片言のスペイン語と身振り手振りを頼りに
なんとか注射にこぎつけました。

サンティアゴにはクリニカと呼ばれる近代的な大病院が
いくつかありますが、それとは別にオスピタルと呼ばれる病院もあります。
お馴染みスペイン語のM先生に違いを尋ねたところ、オスピタルは
高額な医療費を払えない貧しい人達のための病院とのことでした。
確かに、旧市街のセントロで見かけたオスピタルは3階建ての
古ぼけたビルで、壁は黒く薄汚れ、ところどころ剥げ落ちている
ところもありました。

一方、近代的な大病院クリニカは、新しく清潔で、
更に増築工事中でした。クリニカで診療をうけるには、
受付を済ませた後、まず会計で支払いを終えなければなりません。
診療費を支払ったレシートがないと診察は受けられないのです。
確実に診療費を支払える人しか診察しないという趣旨だろうと、
サンティアゴ在住歴の長い日本人の方から聞きました。
ここにも光と影があります。



           by ケーキ好きcake