理科の解剖


夏休み中ですが、学校の話題です。
さて、こちらにももちろん理科の授業はあります。今まで光合成(photosynthesis)、宇宙の誕生(Birth of the Universe)などのいろいろな科目を習ってきましたが、今は"The Systems of Living Organisms"という単元をやっています。

今週は実際に牛の心臓と羊の目を解剖しました(気持ちが悪い方は、このパラグラフは飛ばして頂いて結構です)。まず、火曜日に先生が牛の心臓を解剖しました。普通の国語辞典くらいの大きさで、先生がカッターナイフをずしずし使い、半分にパカッと割りました。やはり大きいので血の流れなどがよくわかります。「やっぱり、生物が生きるためには、色々な細かい仕組みを作らないといけないんだなぁ」と思いました。次、水曜日には羊の目です。これは一人一人が解剖しました。肩まで延びているグローブやエプロン、Eye Protectersを渡されて、嫌な予感がしていましたが、予想は的中しました。まず目の周りの脂肪をとり、きれいに取れたら固いところと柔らかいところの間を一番良く切れるカッターナイフでじゅしっとさします。血が飛び散ります。完全にカッターナイフが突き通ったら、上下にカッターナイフを動かし、完全に切断します。そうすると簡単にパカッと2つに分かれます。中にある物はすべてきれいで反射していました。やっぱり自分で大きな目を解剖すると仕組みが良く分かります。が、さすがにみんなはひーひー言っていました。目を背けながら作業をしている人もいました。

家に帰り"ケーキ好き"に報告すると「お母さんの時はフナかなんかだったよ」と言われました。なんでかなと考えましたが、やっぱり値段だと思います。学校には特別の仕入先があり、そこでは森の中などへ行って、死んだ動物を見つけ、ウィルスなどがいないかちゃんと調べたりしてから出荷しているそうなので、高くつくのも分かります。

なかなか個人では出来ないことなので、良い経験になりました。