7つのつり橋 | 秘境アマゾンとナスカの旅 9

インカテッラには鳥を近くで見るための吊り橋があり、2日目午後はそれを見に行くことにしました。キャノピー・ウォークというアクティビティです。そこに行くには、ボートに20分乗り、少し歩かなければいけないそうです。しかし、アマゾンに着いてから、1日に何回も歩いていたから大丈夫でした。

ボートでそこへ行く途中雨雲が見え、その下が薄暗くなっていました。そこへ行くと途端に大雨が降り始めました。


すると、ガイドさんたちが立ち上がり、何をしているのか見ていたら、なんと、雨よけの透明ビニールのカーテンを下ろし始めました。わざわざ船にカーテンが付いているとは、さすがアマゾン!突然の大雨でも大丈夫です。



雨雲の下を通り抜けると、いきなり晴れでした。


森に着いて少し歩くと、高い木製の塔が見えてきました。河から塔の近くまでは、グチャグチャドロドロの細道を行きます。


しばらく行って塔に上がる階段までは、丸太が敷かれていて歩くのが楽でした。



30mの高い塔を登ると一番上は展望台で、そこから吊り橋が始まりました。


展望台からは、オウムたちが飛んでいるのが見えました。ただし、オウムとわかったのは、後で本で調べてみたからで、肉眼ではただの点々にしか見えませんでした。吊り橋は7つあって、全部渡ると200mになるそうです。




そのどれからも鳥は見えませんでしたが、とても美しい鳥の歌声は聞こえました。ガイドさんが上手にその鳥の鳴き声をマネすると、またキレイな歌声が応えてきました。

吊り橋を全部渡り、最初に登った塔と同じような塔を降りている時に、ガイドさんがシィーっと人差し指を口に当てて、それから何かを指差しました。指の方をみると、タランチュラ(蜘蛛)がいました。


それも、チリでは見かけないようなピンクの爪を持っているタランチュラです。名前もピンクトードタランチュラというそうです。

帰りもまたボートに乗りました。出発してすぐに、なんと白いカイマンを見ました。


White Caiman from Santiago Dayori on Vimeo.

カイマンは見つけるのが難しいし、見つけて近くに行ったら河の中に逃げてしまうしで、めったに見られないワニの仲間です。アマゾンには四種類のカイマンが住んでいて、それぞれブラックカイマン、ホワイトカイマン、小人カイマンなどです。白いワニなど見るのは初めてなのでびっくりしました。

この四日間でキャノピー・ウォークを一番楽しみにしていて、珍しい動物なども見ることができたので、その日は最高の日になりました。