"鉄道好き"のグループが割り当てられたテーマは、なんと「魚の乱獲(overfishing)を支持する」立場で論じることでした。これにはグループの面々、相当苦労したようです。どこを探しても、魚の乱獲を支持するような資料は見つからず、他のグループが次々とプロジェクトを仕上げていく中、"鉄道好き"のグループは大幅に準備が遅れ、途中段階の採点も減点になりました。
発表はホールのステージ上でパワーポイントを使って行われます。服装もスーツやブレザーなどフォーマルです。"鉄道好き"のチームの前に発表したのは、魚の乱獲に反対する立場のグループでした。予想通り「環境」「持続可能性」「養殖」などをキーワードにした力強い議論でした。いよいよ"鉄道好き"のグループの発表です。4人の男子で分担して、順番にプレゼンをします。漁獲量の規制は現実的ではない、漁民の仕事を奪うなど、厳しい条件の中、4人ともぎりぎりまでよく頑張った議論でした。
同じ発表枠の4グループのプレゼンを見ましたが、内容、パワーポイントの資料、プレゼンテーションの仕方など、ぐっと大人に近づいた印象で、中学校生活の有終の美を飾るに相応しい発表でした。