インカ文明の旅シリーズ 第7話 クスコ半日観光

クスコは大きい街なので、効率よく見て回るために
半日バスツアーを利用しました。

ツアーまでの空き時間に「12角の石」を見に行ってみました。



「カミソリの刃1枚すら通さない」ほど整然と並べられた
インカ時代の石組の中に不思議な12角の石がはめ込まれています。
なぜわざわざこのような形の石が入れられたのかは
よくわかっていないそうです。

最初のポイントはアルマス広場に面したカテドラルです。
昔ここにはインカ帝国の宮殿があったそうですが、
スペインの征服者に破壊され、その上にカトリック教会が
建てられたそうです。

アルマス広場とカテドラル


続いてサント・ドミンゴ教会(コリカンチャ=太陽の神殿)に
向かいました。こちらも元はインカ帝国の宮殿で、
スペイン人により破壊され、その上に建てられた教会だそうです。

教会

インカ時代の土台


クスコでは「スペイン人により破壊されました」という言葉を
聞くことなしに観光をするのは無理なほど、インカの建物は
ことごとく征服者により破壊されています。度重なる地震で
教会はもろくも崩れたものの、インカ時代の土台はほぼ無傷で残り、
その部分がそのまま保存・修復されているのだそうです。

その後、サクサイワマンを訪れました。ここはインカ帝国の
要塞跡で、インカ兵とスペイン人との戦いの場ともなった所だそうです。




ここにもインカの素晴らしい石組みを見ることができます。
角にある巨石は柱の役割を果たしていたとのことで、
人力のみで巨大な構築物が作られたことに驚きます。

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