石の古代文明 |ボリビアの旅第14話


ボリビアの旅最終日は、ラ・パス近郊にあるティワナク遺跡を訪れました。標高3,870mの高地にあり、紀元前1200年頃、小さな村から始まったそうです。


遺跡は巨大な石で作られています。石と石を金属で繋いだり、銅で装飾するなど、高い技術も持っていたようです。じゃがいもやキノアなどを栽培していたそうです。紀元後8世紀に全盛期を迎え、12世紀前半に滅びています。

こちらは遺跡の中心となるピラミッド、アカパナです。7層、18mの威容を誇っていたようですが、現在見ることができるのは下の部分だけです。


太陽の門です。精巧なレリーフには暦が彫り込まれているそうです。


人型の巨大な立像モノリートです。右手の指を外側に向け、何かを抱えるようにそびえ立っています。



スペインの征服者が、異教として首を落とそうとしましたが、
堅牢で切れなかったため、耳と鼻を削ぎ落とし、
腕に十字を彫り入れたそうです。

半地下神殿です。不思議な顔が四方の壁にはめ込まれています。



スペインの征服者にかなり破壊されたようですが、遺跡はまだまだ地下に眠っているとのことで、今後の発掘が楽しみです。