出たとこ勝負 | ブラジルの旅 第5話

ブラジルはポルトガル語の国です。これまでポルトガル語は一度も勉強したことがありませんでしたが、スペイン語とかなり似ているという話を聞いていたので、なんとかなるに違いないとかなりたかをくくってブラジルに向け出発しました。その結果は…⁇?

看板などに書かれた単語はかなりスペイン語に近く、なんとか理解できました。例えばスペイン語のsalida(サリダ、出口の意)はポルトガル語ではsaída(サイダ)となります。
聞き取りの方は残念ながら全くダメでした。「ç」などのアルファベットもあり、フランス語っぽく聞こえる気もします。

会話は、とりあえずスペイン語で言ってみて、どうしても通じなかったらその時考えるという、かなり行き当たりばったりな作戦に出ました。これが意外に使えました!スペイン語とポルトガル語は元々同じ単語が多い上、違う単語でも似ているものが多いので、ポルトガル語ネイティブの人にはなんとか理解してもらえるようです。例えばスペイン語llegar(着く)は、ポルトガル語でchegarになります。

「イパネマの娘」の歌詞です。

「j」の音はスペイン語では「は」行の音で、Japónはハポンとなりますが、ポルトガル語ではジェイ音で発音されるので、ジャポンです。チリに行ってから、ジェイの音を「は」行の音に変えると一生懸命刷り込んできたので、ジェイ音を解禁するには少し努力を要します。

旅で最も必要な言葉「ありがとう」。これは、スペイン語のgracias(グラシアス)とは全く違って、男性が言う場合はobligado(オブリガード)、女性が言う場合はobligada(オブリガーダ)となります。こればかりはちゃんとポルトガル語を覚えるのが一番です!