根付かない場所

日本にもどうしてもお店が根付かない場所というのがありますが、ここチリでもやはり、どんなお店が入っても長続きしない場所があります。

駐車場が入りづらい又は狭い、近くに競合店がある、周辺の顧客ニーズに合わないなどなど、いろいろ理由はあるのでしょうが、なんだか客が入ってないなあと思いながら見ているうちに閉店のお知らせが出たり、シャッターが閉まったままになったりというパターンは日本と同じです。

こちらが近所のそんな場所。車も人も多い大通りに面していますが、駐車場がほとんどないのがネックです。


チリに来た頃は韓国系パン屋さんで、チリのパナデリアにはないお惣菜パンやあんパンもあって重宝していました。ある日子供2人を連れて行ったところ、それぞれに商品のパンを1個ずつおまけにつけてくれました。購入したパンと変わらない数のおまけパンという大サービスに嫌な予感はしたのですが、ほどなく閉店。

しばらくしてBookafeというお店がオープンしました。本を読みながらお茶するというコンセプトだったようです。通りを挟んで向かいに似たような軽食レストランもあり、残念ながら客がほとんど入っていない様子でした。ある日店の前にパラソルを広げて、本を売っていたので、またも嫌な予感がしたのですが、やはりほどなく閉店。

そして最近、今度はProcarne(プロカルネ:カルネはスペイン語で肉の意)というお肉の店がオープンしました。




ショーケースにこだわりのお肉が並び、加工した冷凍ハンバーグやカルパッチョ、ワインやバーベキュー用の炭も少し置いてあります。果たして今度は根付くことができるでしょうか??? 感じの良い面白いお店なので、頑張って長く続いてほしいものです。