突然煙の中に

もうみなさんご存知のように、南半球の季節は北半球とは真逆です。毎日窓を開けっ放して安物の扇風機をガンガン使わないと暑いのですが、最近火に油を注ぐ出来事が起きています。

先週土曜日にふと外を見ると、窓の外が霧でもかかったように真っ白でした。慌ててテレビをつけると、サンティアゴから少し離れた森林で火災が発生していて、サンティアゴにはその煙が降り注いでいるとのこと。窓を閉め、煙が行くのを待ったのですが、サンティアゴは盆地で、なかなかそうはいきません。今日火曜日もサンティアゴは再び煙に覆われました。この煙は健康には良くないそうで、チリ政府は、戸外での運動などは避け、特に幼児、高齢者、妊婦、慢性呼吸器系疾患がある人たちは気をつけるようにと注意を呼びかけているそうです(原文リンク 英語翻訳版 日本語翻訳版)。






イギリスの新聞「The Telegraph」紙のインターネット版(リンク)によると、この山火事は厳しい暑さのせいで始まったそう(放火の疑いもまだあるそうです)で、チリの消防士たちが20箇所近くの火を消火しようとしている最中ですが、火災はすでに4万ヘクタールを焼き払い、貧困地域では家が焼けたところもあったそうです。



全部窓を閉めて夏を乗り切ることになりたくないし、これ以上被害を出してほしくもないので、消防士さんたちには頑張ってもらいたいものです。