ジャングルの町 | 秘境アマゾンとナスカの旅 2

アマゾン観光の拠点は、主にブラジル、ペルー、コロンビアとなっています。コロンビアは、ブラジル、ペルーに比べるとロッジが少なく、観光産業の規模も小さくなっています。逆に、ブラジルのアマゾンは開発が進んでいて、拠点のマナウスなども大都市です。ブラジルでジャングルらしい場所にたどり着くためには、マナウスから相当奥地に入っていかなければならないようです。

ペルーのアマゾンは、ブラジルに比べアクセスが良くなっています。それでもイキトスでは、車で1〜2時間、更にボートで3〜4時間上流に入っていかないとジャングルにはたどり着けません。短い旅程だと往復だけで2日取られてしまいます。

その点、今回訪れたプエルト・マルドナドは、空港のある町から20〜30分ボートに乗ると、ジャングルを感じる場所に着くことができます。プエルト・マルドナドは、クスコに近いペルー南部の小さな町で、アマゾン河に流れ込むマードレ・デ・ディオス河に面しています。

プエルト・マルドナド空港

アマゾンを見るには、大きく分けて2つの方法があります。一つはアマゾン河クルーズです。起点はブラジルのマナウスかペルーのイキトスが中心になります。豪華客船も多く、4日で1人3,600USドル(36万円)など、かなり高価なツアーになっています。

もう一つは、ジャングルのロッジに滞在して、そこからトレッキングやハイキングに出かけるコースです。これにもジャングル奥深くまで分け入り、ジャングルの中でテント泊をするハードな冒険コースと、ロッジを基地にして、半日や4分の1日の短いハイキングに行く簡単なコースがあります。もちろんジャングル奥深くに入れば入るほど、野生動物に出会う確率も上がりますが、その分リスクも高く、体力的にもハードになります。子供連れのジャングルビギナーには、ロッジ基点のソフトなプランがピッタリで、それでもジャングルを十分満喫することができました。

プエルト・マルドナドの船着場