夜の河探検 | 秘境アマゾンとナスカの旅 11

この日最後のアクティビティーは「Night River(夜の河)」でした。


このアクティビティーでは夜のマードレ・デ・ディオス河をボートで下り、強力なライトで野生の動物、特に「Cayman(カイマン)」というワニの仲間を探します。雨季に来ていたこともありカイマンを発見する確率は五分五分でした。水かさが増してなかなかボートが出ませんでしたが、なんとか出発することができ、動物になるべく気づかれないためにその強力なライト以外はすべての光を消しました。船の唯一のライトを操るのは僕たちのガイド、Tuto(あだ名)です。

ボートが発進してからしばらくすると鳥などを見ることができましたが、30分後頃になんとガイドさんが1匹カイマンを見つけました。

口を開けて、魚が入ってくるのを待っています

このカイマンはコビトカイマン(Dwarf Cayman)といい、アマゾン全域に生息しているそうです。

後ろ姿

僕の人生の中でなんと2種類の野生のワニを見ることになるとは夢にも思っていなかったので、とにかくびっくりしました。前日はかなり雨が降ったのに加え、アマゾンも異常気象で水の量が異常に増えていると聞いていたので、Canopy Walkからの帰り道に見れたのは超ラッキーで、これからもう見ることはないだろうと思っていました。でもとにかく見ることができたので、僕のカメラの電池がほぼ切れるまで録画し続けました。




帰る途中に、ガイドさんになぜそんなに上手く動物を見つけられるのか聞いたところ、あのライトから発せられる光を反射するものはたいてい動物の目なので、ジャングルの全ての場所に光を当てながら光っているものを少しでも見つけたら近づいて確認するとのことでした。もしジャングルに迷い込んだ場合、こういうテクニックがないと生活はかなり危険だろうなと思いました。