その砂漠を貫くパン・アメリカン・ハイウェイをリマからナスカまで7時間かけてバス移動します。リマ近郊はまだ小さな町が点在しているものの、そのうち目に入る景色はひたすら砂漠と海岸になりました。所々に多少の水が出るのか小さな畑と灌木の植生を見ることがありますが、その後カラカラの砂漠を走ること3時間、途中のオアシスの町パラカスに到着しました。明らかにリゾートっぽい雰囲気、バスからも半分くらいの乗客が降りました。聞けばここから船で2時間の所にバジェスタス島という名のアシカ(オタリア)、ペンギンなどが住む島もあり、リマの人には非常にポピュラーなファミリー向け観光地だとか。動物を見るのもいいだろうけれど夜に砂漠を見ながらピスコサワーを飲んでみるのも悪くないなあなんて考え、少し降りてみたくなったところでバスは出発しました。なお写真を取り逃したのですが、この街の近くにカンデロブロという燭台の様な地上絵があります。
その後も更に3時間ひたすら砂漠を走り、巨大な岩山をくり抜いた道路をクネクネと曲がっている内にパルパというナスカの隣町に着きました。こちらパルパにも近年ナスカと同じような地上絵が発見されてます。つまりここから世界的に有名な考古学地帯に入ります。
パンナムハイウェイは砂漠の中をひたすら走っていきます。地上絵が存在する地域であることを示す標識も立っています。
北米から南米を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイ |
ただし砂漠をどれだけ目を凝らしても何が見える訳ではありません。途中で「地球の歩き方」にも紹介されている展望台を通過しました。しかし展望台付近を見ても何も分かりません。広大な砂漠の平原以外に何も見えるものはありません。
バスはナスカの町に到着しました。お願いしたホテルの人が迎えに来てくれていました。
ナスカの町自体は小さな田舎町といった感じで、個人的には非常に落ち着いていて治安もさほど悪くない印象を受けました。
明日はセスナで地上絵見学です。
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ナスカの町 |