空中散歩 |ボリビアの旅第10話

今日はウユニ塩湖3日目で、1日ツアーへ参加します。朝から夜まで塩湖にいます。

ロビーへ行ってみると、昨日と同じ運転手さんがいました。 一昨日や昨日と同じ様に、オフロード車ででこぼこ道をガンガン進みます。今日は雲が多いな。


 そして塩湖に着きました。

 アレ?水がない??

なんと昨日があまりにも良い天気だったので、塩湖の水が蒸発して雲になっていたのです。おかげで水面はかなり下がり、昨日は水があったところも干上がってしまっています。真っ白、いや、真っ塩です。 今日ははずれかな〜などと思っていると、運転手さんが仲間に連絡をし、少し遠くまで行くと水があるという情報が入ってきました。まだ望みはあるようです。

 そして、ついに鏡張りが見えてきました! 今日もハッキリ写っています。


本当に空の上を走っているような気分になってきました。



もう映ってないものを探すのは不可能です。






理屈は分かっているのに、何故僕が空に映っていないのかなどと勝手に考えて、たまに上を見上げたりしていました。


お昼ご飯をはさみ、7時間ほどゆっくり観察しました。

この日僕が思ったことは、少し家族と違うかもしれません。それは、「僕は今地面の上にいる」ということです。見れば見るほど空の中に吸い込まれていくような錯覚に陥り、本当に自分が空の上を歩いているような気持ちになっていきました。そんなとき、自分に「いや、やっぱり僕は今地面の上を歩いているんだぞ!」と言い聞かせた記憶があります。