眠らない街 |BIG APPLEの旅 第3話

その日、ニューヨークのもう一つのシンボルを見に行きました。エンパイアー・ステイト・ビルディングです。1929年に着工され、今までたくさんの観光客を魅了してきました。今回は、夜に行きます。というのも、夜景がとっても綺麗だそうなんです。ホテルが近かったので、人力車(この辺りでは結構普通です)を使って行きました。



ビルの下でチケットを買ったのですが、なぜか2枚あります。不思議に思ってよく見てみると一つには「SkyScraper」、もう一つには「展望台へ」と書いてあります。展望台だけで良かったのにな。

と最初は思っていましたが、実はこれはビルの下の方の階に出来たアトラクションでした。まずは、テレビに囲まれた小さめの部屋に案内され、ニューヨークの歴史などを知ることができます。その後、映画館のようになっている少し大きめの部屋に行くと、空を飛び回ってニューヨークの高層ビルなどを紹介している映像などが大画面で上映されるのですが、普通の映画館と違うのは、椅子が可動式ということ。画面と連動して本当に自分が飛んでいるような気分になります。おかげでこのビルがどのように作られたか知りました。

その後、エレベーターに乗り、展望台へ行きました。人で一杯だったのですが、人をかき分けフェンスのそばへ行くと…




美しい夜景が広がっていました。言葉では言い表せませんが、どこかアタカマの星と共通するものがあります。(リンク)

前々回の記事、「旅の始まり」で紹介した歌、「New York New York」の歌詞の中に、
「I want to wake up in a city that doesn't sleep」
(眠らない街で目覚めたい)
というフレーズがあります。まさにその通り!

実際に帰り道に一番明るかったところを通ってみると、空を見ない限り昼か夜かわからないくらいの明るさでした。

世界の最先端、ニューヨーク。その活気をこんなところからも感じることができました。