長年の夢が | ブラジルの旅 第14話

さて翌日、リオ最終日。と言うより旅行最終日の朝。空を見ますと晴れてます。良かった、2日待った甲斐があった。家族を急げ急げと急かしながらタクシーに乗り込み、再びケーブルカー乗車場へ。急な斜面をどんどん登っていきます。

しかし到着の直前で目前に白いものが...。そうか、駄目だったかと半分諦めつつケーブルカーを降りると、巨大なキリスト像が僕らを迎えてくれました。実は私は小さい頃から、山の上に手を広げて立っているこのキリスト像を何度かテレビで見たことがあり、街全体を神々しく包むがごとく見下ろしている姿に不思議な魅力を感じていました。実はそれが
私が家族をここまで引っ張ってきた本当の理由だったのです(要するに自分の都合です)。

でも、肝心の街が見えない・・とうなだれていると、雲の切れ目から、街が少し見え始めました。と思ってると、10分後には完全では無いも、やっとこの光景に出会うことが出来ました。記念にパシャ。

遠くにポン・ジ・アスカルを臨んで

家族もパシャ。



家族もリオに来た証拠写真が取れたので、まぁ何かの記念になるだろうと、その後は大急ぎで山を降り、タクシーを拾い、猛スピードですっ飛ばしてもらい、ぎりぎりのぎりぎりで飛行機に乗りました。小さくなってゆく街を見ながら、残っている駐在の間にもう一度来ようか、どうしようか...。と思ってる内に眠ってしまいました。