学ぶツアー | Big Appleの旅2

今回の旅では、社会勉強も兼ねて国連本部を見学しました。約1時間のガイドツアーで、事前にインターネットでチケットを入手することになっています(国連ビジター・センター)


様々な言語のツアーがありますが、日本語ツアーは少ないので、時間の選択肢の多い英語ツアーに参加しました。



門のガードマンにチケットを提示して中に入るとまずは空港並みの厳しいセキュリティチェックを受けます。集合場所に着くと、いろいろな国の人が集まっていました。



ガイドの人に案内されてまずは庭に出ます。ベルリンの壁、旧ソ連の像などが展示されていました。





続いて建物内に戻り、国連総会が開かれる会議場までやって来ましたが、会議場は現在改装中で見学できないとのことで残念でした。階段の下から何かを削るような音が止むことなく聞こえていました。

壁の展示物などを見ながら到着したのは経済社会理事会の部屋でした。



ガイドの方から、国連と言うと安保理ばかりが注目を浴びるが、ユネスコやWHOなど多くの専門機関を持つ経済社会理事会の役割は大きいことなどの説明がありました。部屋の内装はスウェーデンからの寄贈だそうです。

同時通訳用イヤホン

続いて信託統治理事会の部屋に移りました。



第二次世界大戦後、すべての信託統治地域が独立した現在、この理事会は停止中となっているそうですが、ここがパキスタンで女性が教育を受ける権利を主張して、イスラム武装勢力タリバンに銃撃されたマララさんがスピーチをした部屋だそうです。マララさんは今年ノーベル平和賞を受賞しました。内装はデンマークからの寄贈とのことでした。

安全保障理事会の部屋の前では、今安保理は大変忙しいとの話があり、説明を受けている間も関係者が入室していました。



最後に武装勢力の武装解除の試みや国連の平和貢献の説明がありました。そこには長崎で被曝したマリア像や原爆の熱線で溶けた硬貨などの展示もありました。



国連総会会議場を見ることができなかったのは残念でしたが、子供達にとっても国際問題について考える良い契機になったことと思います。