KERMESSの意義

僕たちが通っている学校はインターナショナルスクールなので、いろいろな国の人が来ています。それを利用して毎年行われるお祭りがKermess(ケルメス)です。Kermessは校門をくぐったところにある広い広場を利用して行われます。各国々に1つずつブースが割り当てられ、当日はそこでその国の伝統的な料理を売ります。今年はロシアなどが参加したこともあり、今までで一番多くの国が集まったので、かなりにぎやかでした。


祭りが始まると、まずは各国々の子供たちが順番にならび、パレードをします。昨年同様、”It’s a small world”がかかっていました。ステージへ到着すると、1カ国ずつステージの上で紹介されます。





中学生になると自分の国のブースを手伝ったりするのですが、それが終わった後はいろいろな国のブースへ回る時間がやってきます。これまでせっかくならと南米のいろいろなところを旅してきたので、いろいろな国のブースを回っていると、懐かしい食べ物たちに巡り会えました。

まず買いにいかなければならないのはペルーのセビーチェ(こちらの一品)です。毎年好評ですぐに売り切れてしまうため、去年も一昨年も食べられなかったのですが、今年は一番に行ったので味わうことができました。ブラジルブースではあのブリガデーロ(こちら)も売っていたので、4個セットを3つも買ってしまいました。

ブラジルのコロッケ『コシーニャ』

それ以外の国も負けてはいません。結局、祭りが終わる頃にはペルー、ブラジル、台湾、韓国、トルコ、ロシア、インド、そしてタイの食事を買っていました。

台湾のかき氷

先ほどのステージではいろいろな国の伝統的な踊りが学校の先生や生徒、プロによって披露されます。



おなかが膨れた後に見に行ったのですが、とくにチャチャチャのダンスは思わず拍手が出るほどの迫力でした。

チャチャチャの華麗なダンス

学校にとってもこのお祭りは大事です。まず、いろいろな国の人がいろいろな国のカルチャーを学ぶことができ、それぞれが他の人々を理解し合うことにつながります。さらに、こういうインターナショナルスクールでは「Third Culture Kid」といって母国以外でたくさんの時間を過ごした人たちが多くいて、そういう人たちにとっても自分の母国の伝統を思い出す良いチャンスです。

日本でもこういうお祭りが流行ればいいと願うばかりです。